保阪正康さんに聴く「いま、昭和史から学ぶこと」 [昭和]
昭和史について多く語ってらっしゃる保坂さんが、あちらこちらで講演されているようで、いくつかがyoutubeにあがっていた。保坂さんは昭和史の実証研究のためにのべ4000人の方にお話しをうかがって聞き書きされたことで知られる方。
20141016 UPLAN 保阪正康さんに聴く「いま、昭和史から学ぶこと」
https://youtu.be/SLhRUEr-0n4
今回のお話では、最後の方の質疑応答が非常に興味深い。
軍人恩給のお話をされている。あの戦争を、あの敗戦を導いた人々が戦後もそのランクに応じた(つまり一般兵士よりも非常に高額な)年金を受給していたことは、私は個人的には知っていたのだがこうやって改めて話されることを聞くに、これは本当になんという不正、不正義であったことかと私は思う。
お話によれば、しかも、12年勤務で受給資格を得られるが、それ以下の場合にはダメで、しかし、公務員になるとそれがなんだか知らないけど制度的に吸収され、一般企業勤めだとダメ、みたいな措置もあるのだそうだ。一体全体昭和の日本は何を考えていたのだろうかと思わずにはいられない。
空襲で一家を失い、親を失い文字通り塗炭の苦しみを味わわされた人は個人で奮闘する一方で、敗戦席んのあるクラスの人たちはその一方で高給をはんでいたのかと思うと、これはやっぱりいけなかった。なんという国だったんだろうかとしみじみ思う。
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20141016 UPLAN 保阪正康さんに聴く「いま、昭和史から学ぶこと」
https://youtu.be/SLhRUEr-0n4
今回のお話では、最後の方の質疑応答が非常に興味深い。
軍人恩給のお話をされている。あの戦争を、あの敗戦を導いた人々が戦後もそのランクに応じた(つまり一般兵士よりも非常に高額な)年金を受給していたことは、私は個人的には知っていたのだがこうやって改めて話されることを聞くに、これは本当になんという不正、不正義であったことかと私は思う。
お話によれば、しかも、12年勤務で受給資格を得られるが、それ以下の場合にはダメで、しかし、公務員になるとそれがなんだか知らないけど制度的に吸収され、一般企業勤めだとダメ、みたいな措置もあるのだそうだ。一体全体昭和の日本は何を考えていたのだろうかと思わずにはいられない。
空襲で一家を失い、親を失い文字通り塗炭の苦しみを味わわされた人は個人で奮闘する一方で、敗戦席んのあるクラスの人たちはその一方で高給をはんでいたのかと思うと、これはやっぱりいけなかった。なんという国だったんだろうかとしみじみ思う。
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あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書 (新潮新書)
- 作者: 保阪 正康
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/07
- メディア: 新書
タグ:昭和史
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