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列国の野望 シベリアを走る ~ロシア革命・ソビエト成立までの混迷の5年~ [大正]

その時歴史が動いた 列国の野望 シベリアを走る ~ロシア革命・ソビエト成立までの混迷の5年~


■ 放映日
2004年10月13日

■ 関連サイト

その時歴史が動いたの放送一覧

シベリア出兵


■ 感想

日本の歴史の中では1917年のロシアにおける革命騒動に際しての列強によるロシアへの介入戦争は、シベリア出兵という名で知られている。

出兵というとなんだか小規模に兵を出しただけのようにも聞こえるが、実際には当時としてはゆうに一戦争分という出費を伴う大きさだった。

それにもかかわらず何も得ることもなく撤退したので、余計に何事もなかったかのように、最近ではもう歴史上で忘れられたかのような扱いになっている。

この出来事に関する書籍も非常に少なく、映像となるとさらに少ない。

だからこれはかなり珍しい作品。

私自身本放送では見ていないくて、ある日youtubeを見ていた時にふと目にとまって視聴した。驚いた。

出兵に至る列強とのすり合わせ、日本側の思惑、ロシアの混乱などが本筋で、その部分も面白かったが、それよりなにより、ロシアのロマノフ朝の金塊移送事件に対する日本の関わりがある意味ハイライトではなかろうか? 移送してきた金塊を日本側に収めたしと高橋是清が指令を出し、当時日本の支配圏で流通させていた朝鮮銀行券を使って、朝鮮銀行とセミョーノフとの取引という形で収めていたんだそうだ。

グラフィックス1.png


これは陰謀論のような形で面白可笑しくかかれたものを見たような気はするのだが、NHKがこうして史実として描いたというのは画期的ではなかろうか。

どの部分まで証拠があるのか等、なにせ関連書籍が少ない事項なのでよくわからないのだがちょっと気にとめておきたい日本近代史の謎の一つだと思った。



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