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BS歴史館/日本最強の怨霊 平将門~なぜそんなに祟るのか~ [平安]

鬼怒川が何十年ぶりかで氾濫し、驚くやら、しかしやっぱりあのへんは日本史上常に常に洪水との戦い最前線の一つであったなぁなど思った。常総市というのは、常陸と下総の両方にまたがる地という意味だろうが、しかし中心部分や主要な場所はすべて下総側。なのになぜ常総なのか。それは鬼怒川が中心をとおっているからで、鬼怒川は常陸と下総の国境だった(でなければならない?)から、であるようだ。

また、坂東八カ国のうち、下総は直接の後続自治体があいまいなので多くの人に記憶されていないような気もした。
masakado.png
(図はこの番組からのキャプチャ)

そこで、坂東八カ国といえば将門ですよ、というので(いや永享の乱かもしれないが)、将門関係のBSを楽しんだ。

BS歴史館 日本最強の怨霊 平将門 ~なぜそんなに祟(たた)るのか~


怨霊としていまも恐れられる平将門。平安中期、律令体制がきしみ国の求心力が失われる中、武勇に優れた将門は坂東一帯の治安の維持に力を尽くす。いわば旧体制の守護者だった。ところが歯車が狂い始める。さまざまな誤解や不幸な偶然の積み重ねの結果、“新皇”(新しい天皇)を名乗り、逆賊のらく印を押されてしまう。結局、志半ばで非業の死を遂げる将門の真の狙いはどこにあったのか。“最強の怨霊”将門の知られざる姿に迫る。

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2013048288SA000/?spg=P201100075800000

■ 出演者
渡辺真理 、下向井龍彦 、童門冬二 、高橋源一郎  語り(語り手) : 佐々木蔵之介

■ 放送日時
2013年

■ 感想

高橋源一郎さんが、あれだけ戦ったんだからなんでそこまで祟るんだろう?とおっしゃったのがこのタイトルになったものと思う。言われてみれば、確かに将門は理不尽な目にはあったが戦っているので、まぁいいんじゃないかという考えも十分成り立つとも言えると改めて思わされた。

考えてみれば将門自身が祟ったというより、将門物語を知る、聞いたものがなにごとかの志を受け継ぐ、という感じが大きくなっていったということかもしれない。ではなぜ人々はそう思ったのか・・・。

前半の将門の履歴もわかりやすかったが、終わりの方の出演者のやり取りも面白かった。

番組中で、将門というと、例の風と雲と・・・といった発言があるが、それは1976年の「大河ドラマ風と雲と虹と」のこと。

加藤 剛、吉永小百合、山口 崇、草刈正雄、緒形 拳と出演者が今考えると考えられないほど豪華。わき役陣もばっちり。だから面白いことは面白かったけど、私は正直いって全部をずら~っと見るのがきつかった。余計なエンタメ風の場面が多すぎる。農民に躍らせるなそこで!みたいな。

これは70年代前半の演出だったんだろうか? いや、でも1979年の「草燃える」の頃にはもっとしまっていた。この間テレビドラマもいろいろ試行錯誤があったのだろう。

いやしかし、将門役の加藤剛がきれいできれいで、思わず顔をみつめすぎて話に集中できないぐらい。


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