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関ヶ原合戦 家康の戦略と幕藩体制/笠谷和比古 [戦国]

歴史というのは物語のように読めればいいのです、という人が結構いるけど私は半分賛成、半分反対。
物語は幾通りにも読めるし、どれだけでも掘っていけるのが物語だとでもいうのなら賛成というところ。

日本で最も好まれる話、あるいは日本人ならほぼ間違いなく大体知ってるところといえば戦国時代から江戸時代にかけての話になるだろうか。その物語のピークには関ヶ原がある、と。しかし、この合戦一つですべてが変わるというのは、なんというかプレゼン資料としては優秀な作り方かもしれないけど、一つのイベントで話が変わるのなら、それはそうなるべく揃いつつあった潜在的体制があったと考えるべきでしょう。

事実、「関ヶ原」ピリオドともいうべき時期には、局地戦としての、メインイベントとしての関ヶ原以外に、実際には全国的に合戦はあったし、合戦ではない政治的戦いも実に幅広くあった。

このへんのお話を非常に上手にまとめてくださった本として、笠谷 和比古氏の「関ヶ原合戦 家康の戦略と幕藩体制」は優れていると思う。大分前に読んだ本だけど、時々ドラマを視聴しながら引っ張り出して読んだりしている。


関ヶ原合戦  家康の戦略と幕藩体制 (講談社学術文庫)

関ヶ原合戦 家康の戦略と幕藩体制 (講談社学術文庫)

  • 作者: 笠谷 和比古
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/01/10
  • メディア: 文庫






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